三井住友銀行 カードローンの利息と金利のしくみ!お得な借入方法を紹介
[更新日]
大手都市銀行のカードローンというだけあって、それなりに知名度も高い「三井住友銀行 カードローン」。
初めて利用する場合は金利や実際に支払う利息について、気になるところではないでしょうか。
三井住友銀行 カードローンの利息や金利の疑問
三井住友銀行 カードローンは大手で安心感がありますが、
「三井住友銀行 カードローンの金利は高い?低い?」
「実際に借りたら、どれくらい利息がかかる?」
「なるべく低金利で借りる方法は?」
と、借りた際の利子について気になることがありますよね。簡単に言えばプロミスやアコムといった大手消費者金融よりも低金利なのは事実です。
より詳しい内容については、三井住友銀行 カードローンの金利と利息のしくみと、返済金額を少しでも抑える方法について解説しているので、参考にしてみてください。
カードローン金利の仕組み
カードローンで借りたお金を返済する時には、借入元金や期間に応じてカードローン会社に利息を払います。
金利はこの利息を計算する上で必要になるものですが、金利が高いほど支払う利息も増えることは皆さんご存じだと思います。
一般的に銀行カードローンの金利は最高年14.0%ほどですが、これは銀行が自由に決めているわけではなく、利息制限法という法律に基づいて決定されます。
利息制限法では貸付をする際の上限金利を、借入元本に応じて以下のように定めています。
借入元本 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 年20.0%まで |
100万円未満 | 年18.0%まで |
100万円以上 | 年15.0%まで |
このように借入元本が大きくなるほど低い金利になるため、支払う利息も少なくなる仕組みです。
ただしいくら金利が低くても、返済期間が長引けば支払う利息も増えるので、利息を減らすためには金利と返済期間の二つが重要と言えます。
三井住友銀行 カードローンの金利は年4.0%~14.5%
三井住友銀行 カードローンで借入をする場合、適用される金利は年4.0%~14.5%の範囲となります。
既にお伝えしている通り金利は限度額によって変わりますが、三井住友銀行 カードローンについては限度額ごとに以下の金利が設定されています。
限度額 | 適用金利 |
---|---|
100万円以下 | 年12.0~14.5% |
101万円~200万円以下 | 年10.0%~12.0% |
201万円~300万円以下 | 年8.0%~10.0% |
301万円~400万円以下 | 年7.0%~8.0% |
401万円~500万円以下 | 年6.0%~7.0% |
501万円~600万円以下 | 年5.0%~6.0% |
601万円~700万円以下 | 年4.5%~5.0% |
701万円~800万円以下 | 年4.0%~4.5% |
上限金利は年14.5%なので、これは銀行カードローンの中では平均的な水準です。
もちろん、三井住友銀行という大手のブランド力や安心感はありますが、使い勝手など金利以外の部分も考慮した上で申込みを検討してみるといいでしょう。
初回契約時は上限金利になることが多い
できるだけ低い金利で借りたいと思うのは当然ですが、限度額や金利がいくらになるのかはあくまで審査結果次第です。
例えば、アルバイトの学生が金利年4.0%、800万円の希望限度額で申込みをしても、年収や返済能力を考慮するとこの内容で審査に通るのはまず不可能です。
限度額や金利は申込む人の年収、他社借入状況、勤続年数などいくつかの要素を考慮した上で決まりますが、一般的に初回契約時の限度額は50万円以内になる場合が多く、おのずと金利も上限金利が適用されます。
公務員で安定している、大手勤めで年収が高い、勤続年数が長いなど、特別審査で有利になるポイントがあれば別ですが、初回は低めの限度額が設定され、利用実績を積み上げることで徐々に増額されていくといったケースがほとんどです。
三井住友銀行 カードローンで借りた時の利息
三井住友銀行 カードローンで5万円と10万円を借りた場合、借入期間によって利息がいくらになるのかシミュレーションしてみました。
金利は限度額に合わせて年14.5%で計算しています。
借入額5万円の場合
借入期間 | 返済総額 | 利息額 |
---|---|---|
1か月 | 50,595円 | 595円 |
3か月 | 51,212円 | 1,212円 |
6か月 | 52,133円 | 2,133円 |
12か月 | 54,008円 | 4,008円 |
借入額10万円の場合
借入期間 | 返済総額 | 利息額 |
---|---|---|
1か月 | 101,191円 | 1,191円 |
3か月 | 102,425円 | 2,425円 |
6か月 | 104,269円 | 4,269円 |
12か月 | 108,020円 | 8,020円 |
同じ金額を同じ金利で借りても、返済期間が長引けばその分利息は増えます。
その他の条件でシミュレーションをしたい場合は、三井住友銀行 カードローンの公式サイトにある返済シミュレーションを使うと毎月の返済額や支払利息を確認できます。
消費者金融の利息と比較
カードローンの申込みをする際に、銀行系の他に消費者金融を検討する方もいると思います。
大手消費者金融に関してはおおむね年18.0%が上限金利となっており、三井住友銀行 カードローンと比べると3.0%以上高い金利になっています。
ここではアコムを例に、三井住友銀行 カードローンとの利息の差をシミュレーションしてみます。
アコムと三井住友銀行 カードローンで10万円借りた場合の比較
借入期間 | 返済総額 | 利息額 |
---|---|---|
1か月 | 101,500円 | 1,500円 |
3か月 | 103,014円 | 3,014円 |
6か月 | 105,312円 | 5,312円 |
12か月 | 110,011円 | 10,011円 |
借入期間 | 返済総額 | 利息額 |
---|---|---|
1か月 | 101,191円 | 1,191円 |
3か月 | 102,425円 | 2,425円 |
6か月 | 104,269円 | 4,269円 |
12か月 | 108,020円 | 8,020円 |
借入額が10万円と比較的少額なので、1年間借りた場合の利息を比較してもその差は2,000円程度です。
またアコムを含め、大手消費者金融には初回契約時に30日間の無利息期間があるので、短期間の借入ならむしろ消費者金融で借りた方がお得な場合もあります。
ある程度高額で長期的な借入については低金利な銀行カードローンがおすすめですが、どちらがお得なのか判断が難しい場合は返済シミュレーションを使って実際の利息総額を比較してみるといいでしょう。
アコム・プロミス・レイクALSA・アイフルの特徴を9項目で徹底比較!
カードローンの利息を減らす方法
少しでも利息を減らしてお得に借入をしたいなら、以下の方法が有効です。
増額をして金利を下げる
カードローンの金利が限度額で決まるということは、単純に限度額を上げればその分金利は下がるということです。
例えば、50万円を年14.5%で借りている場合、限度額を100万円に増やせば金利は12.0%まで下がります。
限度額を増やしたからといって必ずしも追加の借入をする必要はないので、金利を下げるために増額だけ行い、残りの利用枠は残しておくということも可能です。
増額をするには再度審査がありますが、契約後半年~1年以上遅延なく返済している場合は、一度増額の申込みをしてみるといいでしょう。
毎月の返済額よりも多めに入金する
三井住友銀行 カードローンは借入残高に応じて月々の返済額が決められていますが、任意でそれ以上の金額の返済も可能です。
余裕がある時に少し多めに返済することで、全体の返済期間を短縮し結果的に利息を減らすことができるので、無理のない範囲で臨時返済を活用しましょう。
臨時返済は三井住友銀行やコンビニのATM、SMBCダイレクト(ネットバンキング)を使った振込などで自由に行うことができます。
延滞時の遅延損害金に注意!
返済日を過ぎても支払いがない場合、その時点での借入残高に対して年19.94%の遅延損害金が日割りで発生します。
例えば、10万円を年14.5%で借りている時の利息は1日あたり39円ですが、19.94%だと54円になります。
もしもこの状態で1か月延滞が続くと、通常よりも1,600円以上多く利息を支払うことになり、延滞をしたことで自分の信用情報にも影響してきます。
借入額が多い場合は1日ごとにどんどん延滞金が膨らんでしまうので、返済が滞ることがないよう十分注意し、延滞をした場合は1日も早い返済を心がけましょう。
- 記事の執筆・編集株式会社クリオ LOANME編集部
体験者へのインタビューや編集者自身も経験したうえで安全で役に立つ利用方法を紹介しています。