審査に通りやすい・借りやすいカードローンは消費者金融?
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審査に通りやすいカードローンを探しているなら、銀行カードローンよりも消費者金融のほうがおすすめです。
消費者金融は審査が甘いの?
というと消費者金融の審査が甘いように思われますが、決してそういうわけではありません。
消費者金融でも与信判断はしっかり行われるので誰でも借りられるわけではありませんが、一般論として借りやすいローンほど金利が高く設定されます。
それではなぜ金利が高いと借りやすいのか?ですが、それは返済できないなどの万が一のリスク分も金利に含まれているからです。
借りやすいということは、融資の対象となる人も幅広いということですから、貸したお金が返ってこないというリスクも考慮しているということになります。
実際にカードローンの上限金利を比較してみると、銀行カードローンは15%前後、消費者金融は18%前後に設定されていることが多くなっています。
消費者金融 | 上限金利 |
---|---|
プロミス | 17.8% |
アコム | 18% |
アイフル | 18% |
SMBCモビット | 18% |
銀行カードローン | 上限金利 |
三菱UFJ銀行 | 14.6% |
三井住友銀行 | 14.5% |
楽天銀行 | 14.5% |
カードローンで審査落ちした、審査に通るか不安という人はまずは消費者金融から選びましょう。
関連:プロミスのネット申し込みで即日融資!土日・夜間も借りる方法
また、借りやすさと一口に言っても、審査通過率、利用のしやすさ、融資スピードなど基準となるものは様々です。
それぞれの視点から、最も借りやすいおすすめのカードローンを紹介しています。
審査に通りやすいカードローン
借りやすいカードローンといえば、まずは審査の通りやすさではないでしょうか。
大手消費者金融が公表している新規成約率から、最も審査に通りやすいカードローンはどれなのか見ていきましょう。
カードローン | 成約率 |
---|---|
アイフル | 46.50% |
プロミス | 45.60% |
SMBCモビット | 45.60% |
アコム | 44.80% |
* 各消費者金融の2018年3月の月次データより平均を算出
最も審査通過率が高いのはアイフルですが、他社と比べてそこまで大きな差があるわけではなく、大手消費者金融の審査通過率はどこも45%前後が平均的と言えそうです。
カードローンにも1年の中で申し込みが多い月、少ない月があります。よく言われる繁忙期と閑散期ですね。
消費活動は世の中の動きや経済状況にも密接に関係するので、カードローンの申し込み数に少なからず影響がでてきます。
関連した話題として「時期によって審査が甘くなる」と、言われることもありますが本当なのでしょうか?
実際のところはどうなのか、プロミスの直近3年間(2017年~2019年)の月次データで検証しました。
申込が少ない月は審査に通りやすい?
比較的有名なサイトでも言われている「新規申込が少ない時期は審査に通りやすい」という説があります。
冒頭から否定してしまいますが、検証の結果これは嘘情報と言わざるを得ません。
プロミスの月次データでは、毎年一番の閑散期である12月はその年の貸付率としては最低レベルで、平均成約率も3年間すべてで下回っています。
申し込みが少ない月だからといって、審査通過率が高いという事実はありませんでした。
申込が多い月は審査が厳しくなる?
先ほどの逆説としてあげられる「新規申込が多い時期は審査が厳しくなる」は、どうかというと、データを見る限りこれも関係ありません。
申し込みが多くて成約数が高いという月は普通にあるので、申込数で審査の難易度は変わらないようです。
金融機関の年度末は審査に通りやすい?
さらに「金融機関の年度末は審査に通りやすい」と一部で言われています。
いわゆる小売店で言えば「決算セール」のようなもので、企業業績に反映される月は審査に通りやすいと一部で言われています。
ある意味で社員のノルマ説にもなりますが、プロミスの過去3年分のデータを確認しても、本決算である3月に成約率が上がっているという法則はありません。
審査に通るかどうか
プロミスのデータからわかるのは、「審査に通りやすいかどうかは繁忙期も閑散期も変わらない」ということになりました。また金融機関の年度末も審査の難易度に影響していません。
そもそも審査に通るかどうかは、収入や職業などの属性情報やクレジットヒストリー(信用情報)で大筋は決まります。これはスコアリングシステムとして効率化のために自動化されています。
金融機関の社員が審査結果を操作することはできないので、こういった審査に関する裏話的な情報は個人の憶測として信用しないようにしましょう。
即日融資で借りやすいカードローン
急ぎで借りたい方には即日融資の消費者金融がおすすめです。
大手消費者金融なら審査が最短30分なので、スムーズに行けば申込みから1~2時間で借入ができます。
銀行カードローンは即日融資不可
以前は銀行カードローンも即日融資に対応していましたが、2018年1月からはすべての銀行で個人向けの即日融資が停止されました。
その理由はカードローンの審査時に、警察庁データベースによる申込者情報の照会が義務付けられたためです。
これには2013年に発覚した、大手銀行の反社会的勢力への融資問題が大きく関係しており、金融機関は暴力団の口座開設防止に加え、融資についてもさらに厳しく取り締まっていく方針です。
これまでは銀行と保証会社のみで審査を行っていたため即日融資も可能でしたが、現在は融資までに最低でも1日、場合によっては1~2週間かかるようになっています。
学生やアルバイトでも借りやすいカードローン
学生やアルバイトの方が借りるなら、消費者金融の方が借入ができる可能性は高いです。
銀行カードローンだと学生の利用ができない場合や、申込条件に雇用形態や年収基準が設定されていることもあり、全ての人が借りやすいかというと決してそうではありません。
ただし消費者金融からの借入は総量規制の対象なので、借りられる金額は最高で年収の3分の1までです。
仮に月収が10万円なら年収は120万円なので、40万円が最大の借入額ということになりますが、学生の場合は初回限度額が10万円以下になるケースも多く、限度額を上げたい場合は収入を増やすか毎月の返済実績を積み上げるのがポイントです。
契約手続きが簡単で借りやすいカードローン
申込みや契約手続きの手軽さでカードローンを選びたい方は、以下のポイントを基準に選ぶのがおすすめです。
ネットで手続きが完結する
今はカードローンの申込がインターネットからできるのは当たり前ですが、契約手続きに関しては郵送や来店が必要な場合があります。
特に地方銀行のカードローンはその傾向が強く、加えて同じ銀行の口座開設が必要な場合も多いので、手続きにそれなりの時間と手間がかかります。
その点、大手消費者金融なら口座開設が不要なのはもちろん、申込みから契約さらには借入までネットですべて完結できます。
審査に必要な書類もスマホから画像をアップロードするだけなので、忙しく時間が取れない方にもおすすめです。
必要書類が少ない
カードローンの申込には運転免許証などの本人確認書類が必要ですが、限度額によっては収入証明書類も提出しなければいけません。
これ自体はどの金融機関でも基本的に同じですが、収入証明書類の提出基準は銀行と消費者金融で若干違いがあります。
消費者金融の場合
「限度額50万円、または他社を含め100万円を超える場合」は収入証明書類が必要ですが、限度額がこの金額以下なら原則不要です。
銀行カードローンの場合
銀行も限度額に応じて収入証明書類の提出基準が決められていますが、その基準は銀行によって違います。
以前は限度額200万円や300万円までなら本人確認書類のみで借りられるところが多い印象でしたが、2017年に銀行カードローンの過剰融資が問題になって以降、収入証明書類の提出基準を50万円超に引き下げる銀行が増えました。
収入証明書類なしで申込みたい方は、希望限度額を50万円以下にしておくのがポイントです。
電話連絡なしで借りやすいカードローン
審査では勤務先への在席確認がありますが、銀行や消費者金融から会社に電話が来ることに抵抗を感じる方も少なくないと思います。
在席確認なしで審査ができるカードローンはありませんが、電話ではなく書類で確認ができるカードローンはあるので、電話連絡を避けたい方は書類での在席確認に対応したカードローンを選びましょう。
関連記事:在籍確認の実際のやり取りとバレない言い訳!電話連絡をなしにする方法
まず銀行カードローンに関してはどこも電話確認のみで、書類で確認ができるところはほとんどありません。
一方、消費者金融の場合は基本的に電話連絡となるものの、事前に相談すれば状況次第で書類での確認も可能といった対応です。
さらにSMBCモビットの「web完結申込」ならそもそも電話連絡がないので、他の消費者金融のように事前に相談する必要もありません。
健康保険証の種類や指定の銀行口座を保有していることなどいくつか条件はあるものの、電話連絡なしで借りたい方にはSMBCモビットが最もおすすめです。
借入や返済がしやすい借りやすいカードローン
カードローンは毎月の返済や借入がしやすいことも重要なポイントです。利用しやすいカードローンをお探しの方には以下の業者がおすすめです。
アプリで借入・返済ができる
カードローンの借入はATMか振込キャッシングで行いますが、ATMを利用する場合は事前にカードを受け取る必要があり、振込に関しては土日や夜間の借入ができないなど不便な点がありました。
しかし近年は、カードの代わりにスマホアプリでコンビニATMが使える「スマホATM取引」を導入する業者が増え、カードの受取前でも24時間いつでもATMから借入ができるようになっています。
スマホATM取引が使えるのは以下の4社です。
- SMBCモビット
- プロミス
- アイフル
- レイクALSA
24時間振込キャッシングができる
振込キャッシングは自動引き落としで口座残高が足りない時などは非常に便利ですが、当日中の振込は銀行窓口が開いている時間帯に限られます。
しかし業者によっては指定の銀行口座があれば、土日も24時間すぐに振込が可能です。
振込手数料も無料なので、主に振込キャッシングを利用したい方には以下のカードローンがおすすめです。
カードローン | 振込先金融機関 | 振込実施時間 |
---|---|---|
アコム | 楽天銀行 | 最短1分 |
プロミス | 三井住友銀行 | 10秒程度 |
三菱UFJ銀行 | ||
ゆうちょ銀行 | ||
ジャパンネット銀行 |
提携ATM手数料無料
消費者金融の専用ATMなら手数料はかかりませんが、コンビニなどの提携ATMについては1回につき108円~216円の手数料がかかります。
ATMの利用頻度が高いとその分手数料がかさんでしまうので、ATMで借入や返済をしたい方は提携ATMを無料で使える以下のカードローンがおすすめです。
特に、レイクALSAはすべての提携ATMを手数料無料で使えるので、かなり利便性が高いです。
カードローン | 手数料無料で使える提携ATM |
---|---|
プロミス | 三井住友銀行 |
SMBCモビット | 三井住友銀行 |
レイクALSA | セブン銀行 |
ローソン銀行 | |
イーネット | |
イオン銀行 | |
三井住友銀行 | |
三菱UFJ銀行 | |
その他提携金融機関 |
大手よりも中小消費者金融の方が借りやすい?
借りやすいカードローンと聞くと、中小消費者金融をイメージする方もいるかもしれません。
確かに審査の面で見れば大手よりも中小消費者金融の方がハードルは低いでしょう。
中小消費者金融はブラックでも少額の借入ならできる場合がありますし、大手に比べ個人レベルで臨機応変な審査が可能なのは間違いありません。
しかしその分、金利が高い、借入や返済方法が限られている、すべての業者が安全とは限らないなどのデメリットもあるので、まずは大手消費者金融に申込みをしてみて、その後に中小消費者金融を検討してみるのが無難です。
審査基準だけでなく、利便性や安全性なども考慮したうえで自分が使いやすいカードローンを選びましょう。
- 記事の執筆・編集株式会社クリオ LOANME編集部
体験者へのインタビューや編集者自身も経験したうえで安全で役に立つ利用方法を紹介しています。