不動産担保ローンのメリットとデメリット|審査内容や金利の比較

[公開日]

「低金利なローンで借金をまとめたい」

「税金が高額すぎて払えない」

「子供の教育資金を用意したい」

こんなとき、もしもあなたが不動産を所有していれば、低金利な不動産担保ローンでまとまった融資を受けられる可能性があります。

不動産担保ローンを利用するメリットやデメリット、申込条件などについて詳しくまとめましたので、借入や借り換えを検討中の方はぜひご覧ください。

関連記事:保証人なし・担保なしで安全にお金を借りれるカードローンのメリットとデメリット

不動産担保ローンとは

所有する不動産や土地を担保に金融機関から借入をする方法です。

本人の信用力に不動産の価値がプラスされるため、担保の価値が高いほど高額融資が見込めます。

低金利で数千万円~1億円単位で借入ができるため、おまとめローンや教育費、リフォーム費用など様々な場面に利用できます。

不動産担保ローンのメリット

不動産担保ローンにはこのようなメリットがあります。

低金利で高額融資

不動産担保ローンの金利相場は2.0%~9.0%程度が一般的ですが、銀行によっては最低金利が1.0%以下のものもあります。

無担保ローンの最高金利は14.0%前後、カードローンにいたっては18.0%なのでそれに比べるとかなり低金利であることがわかります。

また、最高限度額が数千万円~1億円以上と高額なのも低金利で借入ができる大きな理由です。

資金使途が自由

銀行の不動産担保ローンは事業性資金としての利用が禁止されていますが、それ以外であれば基本的に資金使途は自由です。

一方、貸金業者が扱う不動産担保ローンなら事業資金として利用できるものも多いです。

審査に通りやすい

ローン審査においては年収、雇用形態、他社借り入れ状況といった申込者の信用力がすべてですが、不動産担保ローンの場合はこれに担保の価値が加わるためそのぶん審査で有利になります。

もちろん、不動産の価値が高いからと言って必ずしも審査に通るわけではありませんが、返済が滞れば最悪担保を売却して資金を回収できるというのはやはり大きな安心材料になるでしょう。

住宅ローン返済中の家も担保にできる

「ローン残高が5割~6割以下になっている」「借入をする金融機関に抵当権を設定できる」などの条件を満たせば、住宅ローン返済中の物件でも担保にできる場合があります。

抵当権とは返済不能になった場合に優先して債権回収ができる権利のことで、優先順位の高い方から第一、第二、第三抵当権となります。

基本的には最初に住宅ローンを組んだ金融機関に第一抵当権が設定されるため、不動産担保ローンを組む金融機関には第二抵当権が設定されることになります。

しかし、順位が下がるほど債権を回収しづらくなることから第二抵当権では申込めない場合もあるので、まずは申込条件をよく確認しておきましょう。

親族名義の不動産も担保にできる

自分が担保にできる不動産を持っていない場合でも、三親等以内の親族が所有する不動産であれば担保にできます。

ただし、契約者名義の不動産でない場合は、担保提供者が連帯保証人になる必要があります。

不動産担保ローンのデメリット

一方、不動産担保ローンにはこのようなデメリットもあります。

不動産を失う可能性がある

おそらくこれが最大のデメリットですが、ローンの返済ができなくなった場合は担保である不動産を失います。

もしも自宅を担保にした場合は最悪済む家がなくなってしまうので、不動産担保ローンは他のローン以上に無理のない返済計画を立てることが重要になります。

諸費用が高め

契約にあたっては事務手数料、抵当権の登記費用、印紙代などがかかるため、諸費用だけで数十万円になることも多いです。

事務手数料については借入額の1.0%~3.0%ほどが一般的で、借入額が高額なほど高くなります。

登記費用はローンに組み込むことも可能ですが、借入額によっては諸費用がない多目的ローンで借りた方が支払額が少なく済むケースもあるので、諸費用に関しては事前にしっかりと把握しておくようにしましょう。

繰り上げ返済手数料がかかる

たとえば、住信SBIネット銀行は繰り上げ返済額に対し3.086%(税込み)の手数料がかかりますが、楽天銀行や東京スター銀行なら手数料は無料です。

また、ローン会社によっては解約金がかかる場合もあるので、返済期間が長期になりやすい不動産担保ローンは手数料や解約金にも注意が必要です。

審査に時間がかかる

申込者本人の審査に加え不動産の審査も必要になるため、申込みから借入までには1か月ほどかかるのが一般的です。

ノンバンクであれば数日で融資が可能な会社もありますが、銀行からの借入を検討する場合は1か月は見ておいた方が安心です。

不動産担保ローンの申込条件

申込条件は「20歳以上70歳未満で継続的な収入がある方」というのが一般的ですが、年金受給者やパートアルバイトの方の申込みについては金融機関によって対応が異なります。

加えて、一定の年収条件を設けているところもありますが、担保がある分それほど高い基準ではなく年収200万円以上であれば利用できる場合が多いです。

また、ノンバンク系に関しては無収入でも融資を受けられる場合があるので、不動産担保ローンの申込条件は会社によってかなり差があるのが実際のところです。

不動産担保ローンの審査項目

審査は「申込者本人」と「不動産」それぞれで行われます。

申込者本人の審査

  • 年収・勤続年数
  • 雇用形態
  • 信用情報
  • 税金の支払い状況
  • 他社借り入れ状況

不動産の審査

  • 公示地価:地域の標準地価
  • 基準地価:都道府県の地域調査によって公表された基準値の価格
  • 路線価:不特定多数が通行する道路に面した基準値の土地価格

あまり馴染みのない言葉なので若干分かりづらいですが、簡単にまとめると利便性が高い都心部や駅に近い場所ほど不動産の評価は高くなります。

また、建物を担保にする場合は、構造や築年数なども審査のポイントになります。

準備する必要書類

申込みには以下の書類が必要です。それぞれの具体的な提出書類は契約者によって違うので、申込みの際に確認してください。

  • 申込関係書類
  • 本人確認書類
  • 収入証明書類
  • 担保関係書類

不動産担保ローン比較一覧

金融機関ごとに不動産担保ローンの融資条件を比較しました。

銀行 金利 限度額 返済 融資
住信SBIネット銀行
不動産担保ローン
2.95%~8.9% 1億円 最長25年 3週間~1ヵ月
東京スター銀行スター
不動産担保ローン
0.85%~8.35%(変動) 1億円 最長20年 1ヵ月~1ヵ月半
1.20%~8.80%(固定)
楽天銀行
不動産担保ローン
2.89%~9.49% 1億円 最長25年 3週間~1ヵ月
りそな銀行
フリーローン(有担保型)
2.775% 1億円 最長30年 2週間~1ヵ月
ノンバンク 金利 限度額 返済 融資
SBIエステートファイナンス 2.90%~9.50% 5億円 最長25年 最短3営業日
日宝不動産活用ローン 4.0%~9.9% 5億円 最長30年 最短即日
総合マネージメントサービス 3.4%~9.8% 5億円 最長35年 3日以内
三井住友トラスト
ローン&ファイナンス
3.90%~7.40% 10億円 最長35年 最短1週間

不動産担保ローンのまとめ

個人の信用力がそれほど高くない場合でも借入ができるのは不動産担保ローンのメリットですが、返済不能になれば不動産を失うリスクがあるので、まずは可能な限り将来を見据え無理のない返済計画を立てることが重要です。

また、借り換えなどの可能性も考慮し、できるだけ繰り上げ返済手数料がかからないところを選んでおくと安心です。

LOANME編集部
記事の執筆・編集株式会社クリオ LOANME編集部

体験者へのインタビューや編集者自身も経験したうえで安全で役に立つ利用方法を紹介しています。


関連した記事

カードローンを探す