日雇いや短期バイトでもカードローンでお金を借りるポイント
[更新日]
SEやプログラマなど特別なスキルを活かせる高収入の職種もあるので、日雇いや短期バイトに従事する大学生やフリーターもいますよね。
ですが、1日単位や半日単位での単発の仕事となる日雇いバイトや、数日から数ヶ月の短期バイトでは、カードローンの「20歳以上で安定収入がある」という申込条件が満たせません。
カードローンは返済能力を証明するための収入も重要ですが、その収入が安定しているかどうかも審査でとても重要になります。
原則として短期バイトは安定しているとはみなされないので、カードローンの審査で落ちる確率が高いと言えますが、特定の条件を満たすことで日雇いや短期バイトでもカードローンでキャッシングができる可能性もあります。
日雇いや短期バイトがカードローンでキャッシングする方法
日雇いや短期バイトでの給料は、一般的に安定しているとはみなされません。
雇用期間が極端に短い短期や単発のアルバイトは、「毎月安定した収入ではない」ということから、カードローンの審査で落ちてしまいます。
融資する側のリスク管理として、特別なスキルを使った高収入の短期バイトよりも、少額でも毎月安定した働き方で収入があるほうが、返済もきちんとしてくれるだろうという判断になるようです。
短期のバイトは仕事も不定期になりがちですし、職場での積み重ねた人間関係もないため、いつでも逃げられることも考えられるからです。
基本的にカードローンは、収入が少ないアルバイトでも契約はできるので、毎月一定の収入が少額でも重要ということになります。
そのような単発バイトの人でも、派遣会社に登録していればカードローンで借り入れできる可能性もあります。
派遣会社に登録して働く
アルバイト情報は求人サイトで探したりするかもしれませんが、短期や日雇いバイトは派遣会社に登録して仕事を探したほうが信頼度が高くなります。
派遣社員としての仕事は一定の信頼があるから任されるということもありますし、仕事の斡旋も受けられるので稼ぐ機会も多くなります。
派遣社員なら勤続年数も、派遣会社に登録した日からで構いません。
収入証明書を準備しよう
安定した収入があることを証明する手段として、給料明細を直近で3カ月分ほど準備しましょう。
短期や日雇いバイトと言っても、給料が当日払いや週払いばかりではありません。なかには月払いもありますし、派遣会社に依頼すれば、月給としてまとめた給料明細を作成してもらえます。
安定した収入があることを給料明細で証明することが重要になります。
カードローンの収入証明書類として、給料明細は2カ月分があれば十分なのですが、余分に持っておくことで追加提出を求められてもすぐに対応できるようにしておくと、すぐにお金を借りたいという時にもスムーズです。
在籍確認は派遣会社にする
在籍確認は職場への電話連絡ですが、申し込みの際に記載した勤務先の企業が本当かどうかの確認として行われます。電話には本人が出なくても問題ありませんし、席を外しているなど本人不在でも在籍確認は完了します。
勤務先がその都度変わる日雇いなどの単発バイトでは、在籍確認がとれなくて審査に落ちてしまうこともよくあります。
そういった単発のバイトでも派遣社員として登録しているなら、電話確認の連絡先を派遣元の企業に選ぶことで在籍確認が可能になります。
注意点としては、近年ではプライバシー保護の目的で派遣会社では従業員の情報を第三者には公開しないようになっています。
事前に派遣会社に自分宛への電話があるということを伝えておくといいでしょう。
在籍確認の電話がくるタイミング
在籍確認の電話がくるタイミングは、書類審査が行われた後なので、カードローンを申し込む前に派遣会社の担当者に「今日中に電話がくる」と、伝えておくとスムーズです。
在籍確認の言い訳
派遣会社の担当者からは「誰から何の要件で電話がくるのか」ということを聞かれるかもしれません。
カードローンだと借金ということがバレてしまうので、内緒にしたいなら「クレジットカードの在籍確認」と伝えておくと自然で借金とはバレません。
在籍確認のアリバイ会社は絶対やめよう
勤務先への在籍確認を代行するサービスをアリバイ会社と呼びます。
カードローンの本人確認の電話に対して、申込者が働いているかのように偽装を行うので、利用をすれば詐欺罪にあたります。
カードローン審査に在籍確認は必ずあるので、違法なアリバイ会社ではなく派遣会社を通して正規な方法で行いましょう。
日雇いや短期バイトの審査で重要なポイント
カードローン審査では、「居住年数は長いほどよい」「配偶者の収入がある」なども重要となりますが、日雇いや短期バイトの人が審査を通るために重要とされるポイントをまとめました。
借入希望額を低めにする
審査を通りやすくする重要なポイントは、借りたい金額を必要最小限にすることです。短期バイトが中心である派遣社員のクレジットスコア(信用評価)は、勤続年数があるフリーターよりも低くなってしまいます。
5万円や10万円など、カードローン会社の貸し倒れリスクが低くなれば融資も受けやすくなります。
複数のカードローンに同時申し込みをしない
審査に通るか不安だからといって、複数のカードローンに短期間に申し込みをしないようにしましょう。
カードローンに申し込んだ事実は、信用情報として6ヶ月間記録されるので、同じタイミングで申し込んでもすぐにバレてしまいますし、「短期間の申し込みは非常に怪しい」ので、審査に悪影響にもなります。
申し込みが多いことによるマイナスの影響は、申し込みブラックと呼ばれる現象ですが、申込ブラックを避けるには、1ヶ月に2社程度に抑えておくほうがいいでしょう。
他社借入の有無
すでにいくつかのカードローンを利用していると、審査では落ちる確率が高くなります。カードローン以外にもクレジットカードのキャッシング枠があると借金が多いとみなされます。
総量規制について
消費者金融での借入は年収の3分の1までに制限されます。年収が300万円なら100万円まで、100万円なら約30万までがカードローンで借り入れできる上限です。どこで借りているかは関係なく、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠が借金の総額として対象となります。
住宅ローンや自動車ローンは対象外なので、総量規制に引っかかっていないかを確認してみましょう。
過去の返済トラブルの有無
過去に延滞や借り逃げなどの返済トラブルを起こしていると、事故情報(異動情報)として最長で5年間は信用情報に記録されます。
いわゆるブラックリストになりますが、個人信用情報にこのような事故情報があれば、審査では必ず落ちてしまいます。
返済トラブルとして代表的なものとしては、
- スマホや携帯電話の分割払い(割賦販売)
- クレジットカードの返済
- カードローンの返済
になりますが、公共料金やNHK、年金などの支払方法として、銀行口座から引き落とされる口座振替では、延滞があってもブラックリストにはなりません。
日雇いや短期バイトでカードローンをするなら
日雇いや短期のアルバイトは、働き方が安定しているとはみなされないので、どうしてもクレジット評価が低くなってしまい、審査では不利になります。
たとえ高収入だとしても一時的と判断されてしまうので、給料明細などの直近数ヶ月分の収入証明があるとそれだけ信用力が高くなります。
また、短期バイトでも派遣会社を通すことで、在籍確認もできるようになり、カードローンで借り入れできる可能性もあります。
日雇いや短期バイトだからと、安易に闇金などを利用しないで、正規の金融業者で借り入れできないかを検討してみましょう。
派遣社員がカードローンでキャッシングする方法と審査に通るポイント
カードローンは派遣社員でも安定して月に10万円ほどの給料でも借り入れしている人はたくさんいます。派遣社員がカードローンキャッシングをするために必要なもの、準備しておくとよいものから、審査に落ちないため…
- 記事の執筆・編集株式会社クリオ LOANME編集部
体験者へのインタビューや編集者自身も経験したうえで安全で役に立つ利用方法を紹介しています。